モウソウの森

スケート、旅行、など雑多です。

「知っている言葉」から「使える言葉」に昇格させたい

語彙が少ない

 数少ない手持ちの言葉を使いまわして7年ほどブログやらなんやらを書いています。その少なさと言ったら、Tシャツ2枚とスカート2枚で1ヶ月着回しコーディネートをしているようなものです。マヨネーズを白ごはんにもうどんにも素麺にかけて食べてるようなものです。服着てりゃいいだろ、味がすればいいだろってなもんです。

 

 派遣社員時代に勤務先の部長に「〜さんは語彙が少なくて雑」と言われた意味が、10年以上の時を超えてようやくわかりました。言葉の選び方が大雑把なため、時に暴言になってしまいます。「それ、嫌い」のように直球になってしまうのです。

 わざわざ指摘してくれた部長には申し訳ないけれど、当時の私には全く響きませんでした。「は? 言葉なんて用が足せれば十分じゃない?」と思っていたためです。

 その後も10年以上、なんの不自由も感じることなくすごしてきました。むしろ「少ない食材でなんでも作れるってすごくない?」ぐらいの勢いです。シンプルイズベストだと勘違いしています。

 

 ところが急に語彙が欲しい!と切実にのぞむようになりました。その理由は……同人小説を書くため。ああ、オタクパワー、完全なる不純な動機です。仕事のためには一切やる気が沸かなかった語彙力の強化が、オタ活のために実現されようとしている。

 部長、ごめんなさい!あなたは正しかった。「好き」と「嫌い」だけじゃ推しカプの恋愛の機微は表現できなかったです。

 ……ということで、隙をみては語彙を増やすべく本を読んでいます。語彙の本を十冊以上は買いました。最近読んでいるのはこちらです。

f:id:nemie:20210719023011j:plain

 

  この本は柔らかい言葉が多いところがいいです。語彙の本をたくさん読んで気づいたことは、硬い表現が多いということです。漢字二文字の語彙を中心に収録している本は特に硬いです。たとえば「自彊」「尽瘁」とかいう硬い言葉よりは「根を詰める」のほうが柔らかくて使えます。

 この本は柔らかい言葉中心なだけにすでに知っている言葉が多いのですが、「知っている」と「使える」は1億光年離れています。英単語の時もそう感じたけれど、日本語の言葉でも同じでした。使える言葉になってほしくて「今度使う」と念じながら読んでいます。

 でも言葉はいつ、知っている単語から使える単語に昇格するのでしょうね。意識的に使っていかなければ永久に昇格しない気がします。エンタメ小説を読んでるとわりとよく、まるで文学作品のような難しい言葉を見かけます。少し違和感を感じるので頭に残ります。作家さんが語彙を増やすために意識的に使おうとしているのではないでしょうか。

 無理やりでも新しい語彙を使っていきたい所存です。そして部長の言葉が時を超えて伝わったことをいつか知らせたいです。