ワックスがけのメリット
ピカピカしたフローリングは気持ちが良いですよね。
見た目だけではなく、裸足で上を歩く感触も心地よいものです。
ワックスがけのメリットは大きく3つあります。
床を保護、ツヤが出る、掃除が楽
です。
フローリングのワックスがけにはまってから1年が経ち、重ね塗り、剥がすところまでワンサイクル経験しました。
そこで、最初から知っておけばもっと楽だったな〜と感じることを書きます。
今からやる人の参考になれば幸いです。
ワックスがけは効果がはっきりと目に見えるので、やりがいがあってとても楽しい家事です。
ワックスがけの下準備
ワックスがけ自体よりも下準備が大変です。
まず、床に置いてある物をできるだけどかします。
台所だったらワゴンや椅子などの動かせるものは、別の部屋に移動させます。
冷蔵庫やタンスなどの大きな家具は移動できないので諦めます。
次に、掃除機をかけて、床を雑巾掛けします。
汚れが残っている上にワックスをかけると、汚れごと固めてしまうことになるので仕上がりが美しくありません。
全力で汚れを取ります。
一度汚れをとってワックスをかけてしまうと、次からは汚れがつきにくくなって掃除が楽になるので、ここは頑張りどころです。
汚れがひどいところは、床クリーナーとスポンジなどでこすります。
最後に洗剤分が残らないように水拭きします。
下準備が終わったらあとは楽々です。
ワックス自体は大した労力がいりません。
ワックスの道具
床が乾いたら、さっそくワックスを塗っていきます。
普段の掃除用にフローリングワイパーを1つぐらいお持ちでしょうから、それを生かすと便利です。
フローリングワイパーとは、こういうものです。

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フローリングワイパーに、このワイパーモップを付けるとワックスモップに早変わりです。
マジックテープで留めるだけ、なんと便利なのでしょう。
洗って繰り返し使える経済性。
ワックスを付ける時に貯めおく透明の容器も付いています。
ワックスの種類
迷ったらこれを買っておけば間違いありません。
リンレイオールです。
6ヶ月耐久で、フローリングだけではなくクッションフロアにも使えます。
クッションフロアとは、柄が入った厚めのビニール床です。
廊下やトイレはクッションフロアの家が多いのではないでしょうか。
うちは玄関にまで使っています。
フローリングにしか使わないならば、フローリング専用ワックスのほうが耐久性が1年なので長持ちします。
うちはフローリングにはこの専用ワックス、クッションフロアにはリンレイオールを使っています。
専用ワックスのほうが水にも強いのですって。
ワックスがけの1番のポイント
フローリングワイパーにモップをつけて、モップ付属のワックス容器にワックスを注ぎます。
モップにワックスが染み込んだら、床に滑らせていきます。
ここでの1番のポイントは、ムラにならないように塗るということ。
ムラになっているかどうかは光を当てないとわかりません。
明るい時間帯にやるか、暗い部屋は電気を最大限に点けておきます。
ムラや塗り残しができると、この先見るたびに後悔することになるので、横から見たりして光の加減からなるべく均等になるように頑張ります。
塗ったあと30分ほど乾かす必要があるので、一度塗ったら乾くまで踏めません。
塗り終わりの場所から廊下や別の部屋に出られる必要があります。
かと行ってベランダに出てもベランダで30分待機するのは辛いので、待つのが苦にならないところにしましょう。
初めての時は、2度塗りしたほうが良いので、ワックスがけ、乾くのを待つ、を2回通り繰り返します。
マニキュアっぽいですね。
ワックスメンテナンスのワナ
ワックスは水が大敵なので、キッチンなどで水がこぼれたらすぐに拭きましょう。
ワックスがうまく塗れると大満足で、光っているフローリングを見るたびに楽しい気分になります。
しかし、大満足なのはつかの間、3ヶ月もすると何だか最初のころのツヤがなくなってきます。
光ってないと満足できなくなるので、「もう1度塗ってしまおうかしら〜」と思うのも当然です。
その前に、汚れたがついたところはだけポイントで掃除しちゃおうっと。
ここがワナです!!
私はキッチンで汚れが目立つところだけ何箇所かに洗剤をつけてこすりました。
そしてワックスを重ねがけしました。
すると、汚れが目立ってこすったところだけ最初に塗ったワックスごと取れていたようで、すっかりムラになってしまいました。
こういう状態です。
手前に横長に丸くムラになったところがありますね。
ワックスがはげたところに、重ねたので、はげたところだけがムラになってしまいました。
こんなムラが何箇所もできたので、気になって仕方ありません。
「洗剤をつけてこするとワックスごと剥げる」という認識がなかったため、こういうことになってしまいました。
ワックスは剥がすのが大変
そこで最初に塗ってから10ヶ月ほど経ったころ、一度全部ワックスを剥がしてから塗り直すことを決意しました。
ムラとおさらばするためです。
リンレイオール床クリーナーを薄めずに原液で使うと、ワックスを剥がすことができるのでやってみました。
これがメチャメチャ大変です。
1平米で30分以上かかります。
床クリーナーをスポンジで床に塗りつけて1〜2分置いてこすると、ワックスのカスがたくさん出てきます。
私は事前にヘラも買っておきました。
こちらです。

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サーフボード用でしたが、床を傷めずに剥がすことができて役立ちました。
こんな感じでヘラでこすると紙みたいに剥がれて行って面白いです。
ただしかし、塗るのに比べて剥がすのは30倍ぐらい大変です。
ごくわずかなエリアだけ剥がして、疲れてしまい断念しました。
真ん中から上が剥がしてないところ、下が剥がしたところです。
ワックスって時間がたつにつれて黒ずんでいくのですね〜。
定期的に全部剥がして塗り直すのが理想です。
途中で剥がすのに疲れて、もういいやと思って、上からワックスを塗り重ねました。
すると剥がしたところ(下半分)と剥がしてないところ(上半分)で、やっぱりムラが残りました。
ワックス完璧主義をやめる
この経験から、ワックス剥がしがいかに大変かを思い知り、完璧主義に陥りがちな私は「こんなことなら、最初からワックスなんて塗らないほうが楽だった。もうやめよう。」と1日ぐらい考えていました。
しかし、ワックスを塗る前の黒ずんだ床を放置していた時よりは、いまのほうがはるかにマシな状態です。
しょせん素人なのだから、多少ムラがあってもツルツルしてて気持ちがいいんだから十分じゃないかと考えるようになりました。
また元気で時間があるときに、全体剥がしに挑戦したいです。
まとめ
最初から剥がすことを視野に入れて、ムラなく塗る、最低限の厚みにとどめることが大事と気づきました。
また、ワックスを塗ったあとの掃除は、一部だけ剥げないように要注意です。
洗剤をつけてこするのは避けたほうがいいです。
素人が常にピッカピカを維持するのは困難なので、控えめに光れば十分と割り切るのも大事です。
ワックスがけの下準備、ワックス剥がしはかなり体力がいるので、涼しい時期にやるのがおすすめです。
私は真夏に始めたので汗だくになりました。
もっと手軽にやりたい方は、耐久期間が液体より短いですがシートタイプもありますよ。