昔飲み会に、外資系企業で働く日本人が同僚の外国人を連れてきた。
その外国人がドリンクをとってきてくれたときに、英語を勉強し始めたばかりの友人ががんばってお礼を言った。
"Thank you for your kindness."
(ご親切に、ありがとう)
それを聞いて、外資系日本人と外国人が爆笑した。
友人と私は頭がハテナ??
なんで笑われたのか分からなかった。
どうやらすごくカジュアルなシーンに場違いな、丁寧表現だったらしい。
「その表現はスピーチとかでしか使わないよ」と言われた。
そんな落とし穴があったのか〜、と思った出来事だった。
今考えると、確かにそんな言葉はうちの会社の外国人でも誰も使わない。
むしろ社内ではThanksのような軽い言葉のほうが多様される。
もっとお礼を言いたいときはMany thanksやThanks a lot.
最上級はThank you so muchである。
(意外とThank you very muchは使わない。)
丁寧に言いたいときは
Thank you for~,
(~してくれてありがとう)
と具体的に行動を後につけることが多い。
社内でもよく知らない人にはより丁寧に
I appreciate it.
(感謝します)
と使うこともある。
日本人として違和感があるのが
Thank you in advance.
直訳(前もってお礼を言います)
何か頼みごとをするメールの最後に「よろしくお願いします」的な意味で、よく使われる。
これを見るたびに押し付けがましいと感じてしまう。
何か頼んで、勝手に前もってお礼を言うだなんて・・・。
自分では使えないけど、外国人的には違和感ないのだろう。
以上、いろんなありがとう表現があるが、シチュエーションによって使い分けられると楽しい。
失敗しながら学んでいくのだ。