そんな気もないのに、「毒舌」「暴言を吐く」と言われてしまう人は結構いるのではないか。
私もそんな1人。
全く普通に話しているつもりなのに、会ったばかりの人に「意外と毒舌だね・・」と言われてこっちが驚く。
気をつけているつもりなのに、なんでだろう。
その理由が最近わかった。
テレビ番組で同じタイプの人を見つけたから。
アクセサリーを自分でデザインしている若い女性が、
「前はよく考えてデザインしていたけど、最近はテキトウにデザインしてます!」
と言ったので、「テキトウはないだろう」と突っ込まれていた。
テキトウじゃなくて、「感覚的に」みたいなことを言いたかったはず。
でもテキトウと言ってしまう気持ち、分かる〜!と思った。
語彙が少ないのだ。
さらに、言葉の選び方すらテキトウ、つまり感覚的。
周りにどう聞こえるかはあまり考えてない。
「テキトウ」というのが自分には一番フィットして心地いい。
でも周りには「テキトウに作ったものを売ってるの!?」と誤解されてしまう。
そういえば、私も前の職場の上司にも言われた。
「〜さんは語彙が少ないから時々乱暴に聞こえる」と。
当時は意味がわからなかったけど、同じタイプの人を見つけて客観的に理解することができた。
英語で、何か感じの悪いものを全部"bad"と言っちゃうようなもの。
「このペンは使いにくい」を"This pen is bad."と言ったら、大まかにはあってるけどニュアンスはだいぶん違う。
「彼はつきあいにくい」を"He is bad."と言ったら暴言になってしまう。
面倒臭いけど丁寧に表現するように努めたほうが、人間界に馴染む。
そこは割り切って、がんばって馴染もうじゃないか。