ポケモンの思い出と言えば。
昔アルバイトしていた牛丼屋でバイト仲間の8割がプレイしていた。
バイトリーダーの男性がはまっていて、周りの人にも始めるようにどんどん勧誘していったからだ。
当時はまだケーブルでつないで対戦や道具交換をするスタイルで、休憩中によくみんなで遊んだものだ。
となると、勤務中の会話もほぼ全てポケモンについてとなる。
「このポケモンには、あのモンスターボールを使うといい」
「〜番道路に〜のポケモンがいて」
などなど。
ランチのピークタイム以外は意外と話す余裕があるのだ。
しょうゆの容器交換や肉のタレの糖度を計りながら。
ある日、そのシフトで1人だけポケモンをやっていない30代男性が、悲痛な叫び声をあげた。
「いい加減、その話はもうやめてくれ!!」
来る日も来る日も、みんなが全然わからないポケモンの話ばっかりするので、心底ウンザリしたのだ。
話す方は楽しくて仕方ない。
頭の中はポケモンでいっぱいだから。
でもプレイしてない人には苦痛で仕方ない。
「一緒に始めればいいのに」と思いつつ
ポケモンの話はみんながゲームに飽きてくるまで続いた。
こんな現象がまたポケモンGOで起こるのだろうか。
その男性とはもう交流がないけど、時を超えてまた「もうやめてくれ!」と言ってるかもしれない。
あの時はバイト先だけだったけど、今回は行く先々でその話題になるだろうから。