ドラマ「北の国から」
ドラマ「北の国から」は1981年から1年間で24話放映された。
35年前!!
そのあと、ドラマスペシャルで約3年おきに計8本放映。
最後の「遺言」は2002年だ。
今更ながら、24話のドラマ部分を1ヶ月で全部観てみた。
結論から言うと、かなり楽しめた。
以下、感想を記す。
純と蛍がかわいい
このドラマは、富良野の過酷な環境の中、2人の子役のかわいさで救われている。
純役の吉岡秀隆、蛍役の中嶋朋子。
北国の過酷な生活の中で、2人はブラックジャックで言うとピノコみたいな、ほのぼのとさせてくれる存在。
純くんが子供なのに大人びた考えや言葉遣いなのも、微笑ましい。
そして演技がうますぎる。
子役だからといって棒読みだったら話に集中できなかっただろう。
豪華キャスト
今見ると、ほとんど全員豪華キャスト。
田中邦衛、竹下景子、原田美枝子、地井武男、岩城滉一、大滝秀治、いしだあゆみ、松田美由紀、などなど。
え、こんな人まで出てる!?
という人がスポット参戦してくる。
宮本信子、伊丹十三、ガッツ石松、村井国夫、などなど。
豪華キャストの若かりし日を見られる
上記の豪華キャストの35年前の姿が興味深い。
竹下景子、原田美枝子は超美人!!
岩城滉一はおじさんのイメージしかなかったけど、ドラマでは若いイケメン風!
時代を感じる
飛行機でちょいちょい富良野から東京に帰るんだけど、ANAでもJALでもなく東亜国内航空!
そんな航空会社あったな〜。
またもちろん黒のダイヤル電話。
携帯もパソコンもない。
インターネットがないためか、東京と富良野で都会と田舎の差が今よりも激しく見えた。
また、東京の子供が塾に熱心に通っていて、バリバリの学歴社会。
団塊ジュニアがいい大学、会社に行けば安泰と信じていた時代・・・。
懐かしいな。
と思えば、昭和のメンタリティを語る担当は大滝秀治。
2話で東京に帰ろうとする純に向かって「お前は逃げて帰るんだということを忘れるな」との説教。
いや、逃げるも何も、純は無理やり父親の富良野に連れてこられて、電気も水道もない家で暮らせと言われたんですけど・・・。
「何事も続けることが大事」という右肩上がりの昭和精神を押し付けられた気がして、ここで見るのをやめたくなった。
が、そこさえ乗り越えればあとは面白いドラマなので大丈夫だった。
北海道の歴史を垣間見られる
舞台である富良野の麓郷(ろくごう)という土地が、戦後に開拓された様子がわかる。
屯田兵という言葉を思い出した。
開拓の辛さを語る担当は大友柳太朗。
単なる山だったところを、何人かの勇士が辛い思いをして何年もかけて開墾した大切な土地なのだ。
彼が出てくると毎回、ひとしきりの大友柳太朗劇場が始まる。
あれ、これ、舞台でしたっけ?テレビじゃなくて?
そこだけ浮いてるので毎回苦笑いしてしまうんだけど、魅せられるな。
すごい存在感。
人間関係の濃さ
麓郷に住んでる人は全員親戚みたいに助け合う。
田舎は人間関係が面倒くさいと思ってしまうほうだけど、このドラマを見ると近所付き合いも意外といいな〜と思える。
ドラマを見る物理的な難点
huluなどの動画サービスにほとんど入ってない。
なので24話をyoutubeで見たけど、画像が荒くて時々音が切れる。
私が見たものは英語字幕が付いていて、勉強にはなったけどつい字幕に目がいって集中力が逸らされた。
この後のドラマスペシャルは、最近加入したTsutaya DiscasというDVD宅配サービスで見る予定。
DVDだったら綺麗だし音も切れないはず。
まとめ
「北の国から」は、2016年に観ても面白かった!
今見ると別の楽しみ方もできる。
これのアメリカバージョンと言われている「オレゴンから愛」も観たいんだけど、そちらは動画サイトどころかツタヤディスカスでも貸し出ししてない。
アマゾンでも販売してない。
今後、huluに入るといいな〜。

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全部観終わってから このCDを聞いたら、懐かしくて感激する。
純や蛍のテーマソングたち。
なんで正吉のはないのだ!!(残念)
マガジンも発売された。
全部揃えたら6万円ぐらいだって。
結構するな〜。