外資系でのクレーム
外資系で苦情を言うのは面倒くさい。
なぜなら苦情に対応する部署はたいてい海外にあって、英語で詳しく説明を求められるから。
会社が使っている旅行会社の対応がひどいので、社内の担当者にメールで報告する。
すると、英語で「具体的に、いつ、どのようにそれが起こったのか説明するように」と求められる。
すでに日本語では伝えてあるのだけど、対応する部署が海外にあるので日本語ではダメなのだ。
プリンターがすぐ詰まるし遅い、という苦情も同じことになった。
IT部門は海外にあるので、英語で具体的にいつどこで何をしようとしてそうなったのか、詳細を英語で説明するはめに。
もう面倒なので我慢しようかな、という気持ちになる。
ただでさえやることいっぱいあるのに。
しかも、それを説明したら劇的に変わるような感じもしない。
「検討しておきます、以上。」
で終わりそう。
対応部署が隣にあって、マンツーマンで話せればもっと真剣に捉えてもらえそう。
なのに、海外の人に言わないといけないのだ。
同じ内容でも不思議と距離があると薄まる。
あ〜、面倒くさい。
でも「少なくとも1件は苦情があった」という事実を残すために、無駄になっても苦情をあげる。
草の根運動なのだ