乳がん検診
会社で年1回の健康診断が義務付けられている。
女性は婦人科検診をオプションで付けられて、乳がん検診のためにマンモグラフィーかエコー(超音波)か選べる。
マンモグラフィーは胸を板ではさんで薄くしてレントゲンを撮るもの。
胸をひっぱってさらに伸ばすので、激痛なのである。
検診で最も辛い検査だ。
エコーは液体を胸に塗って、機械で撫でていくだけ。
全く痛くない。
画像の影などでしこりの有無を判断する。
どっちでもいいなら痛くないエコーを受けたい。
でも、エコーとマンモでは分かることが違うので、1年おきに交互で受けるのがいいとも言われている。
しかし、会社の乳がんセミナーで「毎年両方受けたほうがいい」と言われたので、今年は真面目に両方受けてみた。
追加料金を4000円ほど支払って。
まず、エコー。
検査の時に一緒に画面をガン見していると、しこり的なものがいくつか見えた。
こわ〜。
エコーは2回に1回はひっかかって再検査になるのだ。
終わったあと見てくれた先生に「しこりがいっぱいありましたね」と言うと、「しこりじゃないものもありますよ。水の塊(何て言われたか正確に思い出せない)とか。」などと言われてちょっと安心した。
しかし、ここで終わると不安が残る。
あ〜、マンモも同時に申し込んでおいてよかった、と思った。
次にマンモグラフィー。
恐怖!
しかも今回の病院は上下、左右と2方向にはさんでレントゲンを撮ってくれる。
去年までの病院は1方向のみだったけど、乳がん予防セミナーで2方向撮ってもらったほうがいいと聞いたので病院を変えてみた。
左右の胸を上下、左右1回ずつを両側で、計4回撮る。
「死ぬ〜〜〜!」とつぶやきながら耐える。
上下にはさむのは未知の領域だったけど、意外と左右と痛みは大差なかった。
この痛みだけは年に1回だけで本当によかった。
生理前だと乳腺が張っていて余計痛いので、避けた方がいいそうだ。
「バッチリ撮れました」と言われたので救われた。
あとは、結果が送られてくるのを待つばかり。
エコーだけだったら不安が拭えないし、どっちみち再検査になってマンモを受けることになっただろう。
次回からも両方受けようと思ったのだった。
結果
結果が送られてきた。
エコーでは 「線維腺腫疑」「のう胞」と出て、「年1回のエコーを受けるように」つまり様子見だった。
マンモでは異常なし。
やっぱり両方受けてよかった。
エコーだけだったら様子見といっても不安を感じただろうけど、マンモも受けていたので安心できた。
今回エコーだけ受けていたら、「再検査」とでて結局マンモも後日受けに行く必要があったかもしれない。
どうせ受けるなら1回ですませられてよかった。