本屋のレジで買う本を、他のお客さんに見られるの恥ずかしくない?
常々、本屋のレジで会計時に買う本をさらされることに困惑していた。
店員さんに見られるのも恥ずかしいが、周りのお客さんに見られるのがもっと恥ずかしい。
だいたい、購入している本を見ると頭の中と境遇が一目瞭然だ。
「大丈夫、そのうちいいことがある 〜宇宙からのメッセージ〜」
「受かる面接の受け答え」
みたいな本を一緒に買った日には、「この人無職で面接に受からなくて辛いんだな」ってことが丸分かりだ。
下記の2冊の本を買うときも相当恥ずかしかった。

- 作者: エリカアンギャル,Erica Angyal
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2009/12/01
- メディア: 単行本
- 購入: 9人 クリック: 32回
- この商品を含むブログ (19件) を見る
店員さんの心の声(妄想)「この人、世界一の美女になるんだ〜、へぇ〜。」
店員さんの心の声(妄想)「この人、小悪魔って頭大丈夫かな。」
世界一の美女にならなくてもダイエット法は知りたいし、小悪魔にならなくても売れっ子ホステスさんの本には興味があるのだ。
もっと普通の本でも恥ずかしい。

本気になればすべてが変わる―生きる技術をみがく70のヒント (文春文庫)
- 作者: 松岡修造
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/08/04
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 18回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
「うわ〜、この人ずいぶん必死だな〜 」という店員さんの心の声が聞こえて来る気がする。
私はできるだけ無表情で、動揺を隠しながらレジに挑む。
店員さんがバーコードが読みやすいから、という名目で表紙を下に向けて渡す。
な、の、に、
バーコードを読んだ後、カード決済が終わるまで、店員さんがよりによってこちら側に表紙を向けて本を立てて待つのだ。
レジに並んでいる他のお客さんにも「この人は世界一の美女で小悪魔になりたくてすごく必死な人なんですよ〜」とアピールすることになる。
10秒ぐらいがとても長く感じる。冷や汗がにじむ。
ああ、やめてくれ~、早く時間よ過ぎて!!
何のためにそんな嫌がらせをするのか!?
あの行動は全く意味がわからない。しかし結構な頻度で起こる。
いつもレジで本を渡すとき、
「頼むからできるだけ他の人に何を買っているかわからないように会計して」
と心から祈る。
そこに気を使って欲しいというのが、全国の本屋さんへの私からのお願いだ。