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モウソウの森

モウソウ英語学習エッセイストマチルダが脱力と感動をお届けします。英語学習、外資系の日常、バリ旅行、ホットヨガ、3DSゲームなど。

「自分の推しメンについて熱く語るAKBファン」のような先生

妄想エッセイ

何かを習うときに、教え方よりも先生がどんな人かっていうのは、とっても重要。

初回の授業で先生が入ってくるまでの間、どんな人なのだろうとドキドキする。

いざ先生が現れても、授業開始の第一声を発するまで、話すとどんなキャラなのか妄想が膨らむ。

 

私の場合(自分は女だけど)、先生が美人だったらすごくテンションが上がる。

「この美しい人に学んだら、先生のように楽しい人生がおくれそう!」

という期待が高まる。

 

逆に、見た目がそうでもない場合、ちょっとテンションが下がる。

「この技術を学んでも、(先生みたいに)大して幸せにはなれなそうだな」

 

全く失礼な話ではあるが、生徒=お客さんだとすると、見た目だけでこれだけ顧客満足度が異なってくるのだ。

 

しかし、かつてこの期待値をひっくり反した先生がいた。

 

派遣会社がやっている格安のビジネススクールにて、パワーポイントの講座を受けたときのことだ。

当時の私は「パワーポイントって何?パワーショベルみたいなもの?強そう。」という何の知識もない状態。

しかも受講費がとっても安かったので、売れない講師が下積みで来ているにちがいないと想像していた。

 

入ってきた先生も冴えない感じの地味な中年の女性。

私のテンションが低いままに授業が始まった。

すると、急に冴えない地味な女性に生気がやどった。

 

「パワーポイントが好きでしょうがない」という様子で、初心者にもわかるような例えを使って次々と説明してくれる。

ソフトをインストールするときの注意点や、メモリとの関係から始まり、

パワーポイントを使うと、あんなことも、こんなことも、こ〜んなこともできること。

仕事だけじゃなくて、プライベートでも使えること。

先生は家で料理をするときも、プロジェクターでパワポにまとめたレシピを壁に映して見ながら調理しているそうだ。

 

とにかくパワーポイント愛が強い。自然と教え方にも熱が入る。

自分の推しメンについて熱く語るAKBファンのように。

 

え、パワーポイントってそんなに楽しいの!?

と私に思い込ませるのに十分であった。

 

その先生のおかげで、私はさっそくパワーポイントを自宅のPCに入れて資料を作った。

スパリゾートハワイアンズに旅行に行きたいがために、家族向けのプレゼン資料を作ったのだ。

 

表紙はこれだ。(名前はペンネームに変えてある)

f:id:nemie:20150911074547p:plain

ご丁寧にエクセルからグラフまで引用して、自分の自由時間が今後減る傾向にあるので、今しか行くチャンスはないとアピールしている。

今見返すと苦笑いである。

でも、なかなかのクオリティで、習ったばかりでよくあんなの作れたな〜と感心する。

それもこれもあの先生のおかげ。

今でもパワーポイントは一番好きなソフトウェアだ。

 

先生は、自分が教える内容が大好きであって欲しい。

それは生徒に伝わる。 

 

今週のお題「思い出の先生」