もてナイの人気企画「ナイナイのお見合い大作戦」を毎回楽しく見ている。
つい先日も、北海道の北見市の花嫁編が放映された。
そこで、毎回気になっている職業によるキャラ立ちについて考えてみた。
今回は土地柄、農業を仕事にしている男性が多い。
職業は「農業(玉ねぎ)」「農業(じゃがいも、小麦)」以下作物の種類が変わっていく・・・の方が大部分。
その中で2人、ホタテ漁業の男性がいた。
ホタテがよく取れる場所なので地元では珍しくもない職業なのだろう。
しかし、仮に私が東京からお見合いに行ったと妄想する。
「ホタテ漁業!?ホタテ採るの?鯖とかさんまとかアサリとかでもなくてホタテ?」
珍しさとホタテという何だか親しみやすさに、ムチャクチャ食いつく。
そして「ああ、あのホタテの人ね」と、一発で覚えてしまうのだ。
2人いても関係ない。
髪が長い方のホタテ、短い方のホタテ、と。
職業をだけでこんなにインパクトを出して覚えられるって、すごいメリットだ。
一方、部外者には聞いてもイメージがわかない職業もある。
今回で言えば、JA団体職員。
だいたい団体職員ってなに?
「みんなで働いているってこと?それ、大体の会社はそうじゃない?」
と常々疑問に思っていた。
調べたところ、公務員以外の社団法人、財団法人などに勤める人とのこと。
なるほど。
しかし、それだけ聞いてもまだ、具体的にどんな仕事をしているのかイメージできない。
つまり、覚えにくい・・・。
髪が長い方の団体職員、短い方の団体職員、とはならないのである。
女性でイメージがわかない職業は、何と言っても事務である。
しかし女性で事務職につく人は多い。
今回も28人中、8人が事務なのだ。
番組ではなんとかキャラ立ちするように、なんとか詳細に表現している。
「ユニフォーム販売会社事務」
「油圧機材リース会社事務」
「金融機関事務」
「医療事務」
「外国為替事務」
「ゴルフ場経理事務」
「IT 系事務」
「船舶輸送事務」
いくら詳細に表現しても、なかなか働いている姿がイメージわかない。
いまどきアームバンド、指サックをして書類を数えている、といういかにもな事務をしている方は少ないだろう。
私も大まかに分けると事務職に当たる仕事をしているけど、どんなことをしているか一言で説明できずにいつも面倒な思いをする。
あいまいにしかイメージできず、覚えてもらいにくい。
それに比べて、うどん屋接客、ヨガインストラクター、歯科衛生士の方なんて羨ましい。
聞いただけで大体どんな仕事なのかすぐ分かる。
つまり話も弾む。
その人がヨガの先生をしている姿が頭に浮かんで、覚えやすい。
覚えてもらえるのはすごいメリットである。
政治家だってみんないい大学出ているのに、覚えやすいように名前をひらがなにする。
漢字のほうが威厳があるように見えるのに。
まずは、覚えてもらわないと始まらないのだ!
自分のキャラの前に、職業自体でキャラが立ってしまうなんてすごいメリットである。
キャラが立つ職業の人は、自分の有利さを自覚してほしい。